【DIY改造】トミカを「真・黒色無双」で真っ黒に塗装

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【DIY改造】トミカを「真・黒色無双」で真っ黒に塗装

世界一黒い水性塗料とされている「真・黒色無双」をトミカにエアブラシで塗装してみました。

この塗料は筆塗りもできるようなのですが、エアブラシを使用して薄塗りの層を重ねていくとより光の反射率が低い漆黒に仕上げることができます。

市販のトミカに塗装を行うためには、まず元の塗装を剥離する必要があります。
塗装を剥がす作業内容もご紹介しているので参考にしてみて下さい。

またボディの穴や凹みを埋めて平らに仕上げるスムージング処理の方法についてもご紹介しているので参考にしてみて下さい。

トミカの塗装作業

塗装前の準備

トミカのボディを塗装するための持ち手を取り付けます。
ボディ内面に割り箸を当ててグルーガンで固定しました。

グルーガンで固定されている部分には塗装はできませんが、今回の作業ではボディ内側に塗装するつもりはないので問題ありません。

持ち上げた感覚はすごくしっかりしており安定しています。
今回は有り合わせで準備しましたが、市販道具の先端にクリップが付いた塗装専用の持ち手を使用しても良いと思います。

塗装前には表面の油分を除去する必要があるのでパーツクリーナーで脱脂しました。
一般的にはシリコンオフが使用されるようです。

下塗り作業(プライマーサフェーサー)

プラサフ(プライマーサフェーサー)を下地に塗装することで、メイン塗装の密着を良くすることができます。
余っていた缶スプレーのプラサフを用意しました。
お湯でスプレー缶を温めておくと粒子が細かくなり綺麗に塗装ができます。
ただし熱湯の場合はスプレー缶が爆発する恐れがあるので人肌程度の温度が好ましいようです。

ボディにプラサフを塗装していきます。
塗装は換気の良い場所で、保護具を着用して実施して下さい。

塗料が垂れない様に何度かに分けて塗り重ねていきます。
塗装の乾燥時には持ち手を塗装ベース等に挿して、塗装面がどこにも触れない様にしておきます。

上塗り作業(カラー塗装/真・黒色無双)

今回使用した上塗り塗料は、世界一黒い水性塗料とされている「真・黒色無双」です。

中身は一見普通の黒色塗料です。

この塗料をエアブラシで塗装する際のメーカー推奨希釈比率は黒色無双10に対して水3~5です。
その為、中間の値である黒色無双:水=10:4の比率で希釈を行うことにしました。

秤の上に容器を載せて0表示を行い、スポイトで黒色無双を容器に運んでいきました。
ひとまず3.0gを容器に入れておきます。

次に合計4.2gになるように水を加えました。
これで10:4に混ざったことになります。

希釈前は粘度が高くドロッとした感じでしたが、希釈後はサラサラとした状態になりました。

希釈した塗料をエアブラシの塗料カップに投入します。
満タンまで入れすぎると傾いて零れる恐れがあるので適度な量で留めます。

塗料カップに蓋をして、塗料が零れにくいようにします。

塗装を行っていきます。
塗装対象部品から外れた横から塗料を吹き付け出して、そのまま塗装対象部品を通過する手順を繰り返して塗装を行います。
写真では部品を固定していますが、実際には持ち手を掴んで塗装面を変えながら全体を塗っていきました。

一気に塗料が付着してしまうと光沢が出てしまうので、細かい粒子の塗料を何度も重ねる様に塗っていきます。
一度に塗りきらずに乾燥させてから再度薄く塗り重ねていくのがコツの様です。
かなり真っ黒になりました!!

エアブラシの洗浄作業

エアブラシを使用した後は、内部の塗料が乾燥して固まってしまう前に洗浄を行う必要があります。
まず、塗料カップの中に残った塗料は容器等に流して廃棄します。

可能な範囲で、塗料カップ内面に残った塗料を拭き取ります。

次は「うがい」と呼ばれている洗浄です。
エアブラシ先端のローレット部に指を掛けて緩めていきます。

エアブラシ本体との間に隙間が出来る程度に緩めます。
回しすぎると先端の部品が外れてしまうので手前で止めます。

塗料カップに用具洗い専用剤のMr.ツールクリーナーを投入しました。

先端部品が緩んだ状態でトリガーを引くと、エアーが逆流して塗料カップに空気が回り込みます。
すると、塗料カップに入っている液がブクブクと「うがい」をしている様に泡が出てきます。
写真では液面を露出させていますが、液が跳ねてしまうので実際にはウエス等で押さえながら行うことをお勧めします。

しばらくブクブクして塗料カップ内の液が汚れてきたら、その液を廃棄します。
そして再度新しい洗浄液を投入し、同様に「うがい」を行い、この作業を数回繰り返していきます。

そして塗料カップ内の液が汚れてこなければ「うがい」は完了です。
最後に先端部品を締め付けてトリガーを引き、しばらく先端から洗浄液を噴射してウエス等で受け取ります。
流路がキレイになれば残っている洗浄液を廃棄し、乾燥させてエアブラシの洗浄作業は完了です。

塗装後トミカの組付け復旧作業

組付け前に、塗料が十分に乾燥しているか確認します。
黒色無双の塗装面は剥がれやすいので丁寧に取り扱って下さい。

まず持ち手を取り外します。
ボディを軽く押さえて持ち手を捻るとグルーガンで固定した部分が簡単に外れました。

部品を組付けていきます。
窓のパーツを配置します。

次に座席のパーツを配置します。

そして、タイヤ付きのシャーシを配置します。

事前に加工したネジタップを利用し、M2のネジで固定します。

タップ加工の作業内容は以下の記事でご紹介しています。

最後にヘッドライトのクリアパーツを配置しました。
今回は穴に軸を挿し込んだだけでしたが、分解状態時に内側からグルーガン等で固定すると外れにくいと思います。

これで完成です!
ボディだけが漆黒です。
ボディ以外の部分が強調されている様な状態になりました。
塗装面は弱いので優しく扱う必要があります。

比較写真(黒色無双トミカ/標準黒色トミカ)

市販のトミカGT-Rの黒色と比較してみました。
照明が当たって光沢が出ている比較対象のGT-Rに対して、黒色無双塗装GT-Rのボディには光沢が全くありません。

側面からです。
黒色無双塗装のGT-Rは黒過ぎて、ドアの溝が一見どこにあるのかわかりません。

後方からです。
同じ車両と思えないです。

最後に正面からです。
黒色無双塗装のGT-Rは、やはり強調されたヘッドライトに目が行ってしまいます。

まとめ

「真・黒色無双」を使用してトミカを真っ黒にしてみました。

見たことのない黒さなので塗装していて非常に楽しかったです。
また、塗料の希釈は水なので取り扱いやすく感じました。

デメリットは塗装面が弱いことで、優しく取り扱わないとすぐに塗装面が痛んでしまいます。
その為、手転がしで遊ぶのではなく鑑賞用として保管する方が良さそうです。

この黒さは肉眼で確認する方が楽しいので是非試してみて下さい。

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