【DIY改造】トミカを分解して塗装を剥がす方法

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【DIY改造】トミカを分解して塗装を剥がす方法

トミカを改造する方法として再塗装やスムージング処理(穴塞ぎ、凹凸の平滑)があります。

これらを行うためには既に塗装されている層を剥離する必要があります。
なぜなら塗装面の上からパテや塗料を載せても密着せずにすぐ剥がれてしまうからです。

本記事では、トミカを分解してボディ部のみを取り出し、塗装の剥離を行った内容をご紹介します。

塗装の剥離後に行った作業もご紹介しているので参考にしてみて下さい。
【DIY改造】トミカをスムージング処理する方法(穴塞ぎ、凹凸の平滑化)
【DIY改造】トミカを「真・黒色無双」で真っ黒に塗装

トミカの分解・塗装剥離作業

分解作業

今回はこの車両を分解します。
息子が使用して既に塗装が剥がれてきているので躊躇なく作業ができそうです。

車両を裏向きにして万力で固定します。

底面部品をカシメている2ヶ所をドリルで除去します。
φ4のキリを使用しました。

カシメを除去しました。

底面部品を取り外して、中に配置されている部品全てを取り出します。

ボディにカシメられている樹脂パーツを取り外します。
元々リアウイングが付いていたのですが無くなって土台部分のみ残ってしまっています。

裏面のカシメ部をドリルで削り取ります。

カシメが除去できれば表面に残った樹脂をマイナスドライバー等で除去します。

ヘッドライトも同様に作業を行います。

この取り外したヘッドライトのレンズは再利用するので大切に保管しておきます。

これでボディ単体に分解することができました。

塗装の剥離作業

塗装を剥がすための専用の剥離剤が各メーカーから販売されています。

しかし今回は専用の剥離剤を使用しません。
邪道ですが、既に所持していたMr.ツールクリーナーという用具洗い専用剤で代用できるか挑戦してみます。

目や皮膚を守るために保護具を着用してから作業を行います。
溶剤を塗布してみると、天井の黒色塗装が一瞬で剥がれていきました。
しかし、下層の白色塗装は全く剥がれてくれません。

ベース色である白色塗装を剥がすためには溶剤を長時間触れさせる必要がありそうです。
このMr.ツールクリーナーはサラサラの液体で粘度が低く、且つ揮発しやすいので直接塗布してもすぐにボディ表面からなくなってしまいます。
その為、ティッシュに溶剤をたっぷりと染み込ませてボディを包み、溶剤が長時間ボディに触れる状態にしました。

30分程経過するとティッシュの上からでも塗装が浮いてきているのがわかる状態になりました。
この間、乾燥しないように何度か溶剤を追加で垂らしていました。

ティッシュを剥がすと明らかに塗装が浮いているのがわかります。

ワイヤーブラシで表面を擦っていくと塗装が簡単に剥がれていきます。

ほとんどの塗装は簡単に除去することができました。

しかし、細かく見ると溝や窪みの部分に塗装が残っています。
その為、より硬いワイヤーブラシや精密マイナスドライバー等を使用し、力ずくで塗装を剥がしていきました。

これで剥離作業は完了です。

ちなみに今回は、作業時間短縮の為に内面の剥離は行っていません。
成り行きで剥がれてきた塗装を除去した状態で留めています。

シャーシ復旧用のネジタップ加工作業

ボディとシャーシを固定していたカシメを完全に除去しているので、復旧する際にネジ止めできるようにタップ加工を行います。
M2のネジで固定する予定なので、下穴のφ1.6を加工します。

初めから電動ドリルを使用すると位置がズレやすいので、手動で誘い込みの穴をあけていきました。
穴あけ時は切削油を使用すると加工がスムーズです。

ある程度誘い込みの穴が開いたら電動ドリルで真っすぐ穴をあけます。

貫通させたくないので、止めたい深さがわかる様にキリにテープで目印を行いました。

φ1.6の穴にM2のタップを切ります。
ここでも切削油を使用すると加工がスムーズになります。

タップ加工が完了しました。
念のためネジを通して問題ないか確認し、作業完了です。

まとめ

トミカのボディ塗装を剥離するためには、まずボディとシャーシを分解します。
分解後は復旧できるようにネジタップ加工を行う必要があります。

塗装は剥離剤等で簡単に剥がすことが可能です。
ただし溝や窪みの部分には塗装が残りやすいので確認するようにして下さい。

塗装の剥離ができればスムージングや塗装の作業が可能になるので併せて実施してみて下さい。


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