複数の鍵・スマートキーをコンパクトに持ち運ぶ方法(プラスチック持ち手分解作業あり)
キーケースを持ち歩いている方のほとんどが、複数の鍵やスマートキーなどをぶら下げていると思います。
その場合、それぞれの鍵を個々にカラビナ等の金具に取り付けて嵩張り、更にジャラジャラと音を立ててしまっていませんでしょうか?
今回の作業ではキーオーガナイザーを使用して複数の鍵やスマートキーをコンパクトに収納する方法をご紹介します。
一体化されているプラスチック持ち手の鍵も分解することで最小限の形状に仕上げることができました。
鍵をコンパクトに収納するキーオーガナイザー(KEY SMART)
鍵を収納するために使用したキーオーガナイザーです。
背面側から分解が可能です。
両端に配置されたネジをコイン等で緩めて外します。
これらの部品で構成されていました。
黒色プレートの両端に立っているシャフトへ鍵を挿し込んで使用します。
キーオーガナイザー使用方法
鍵のプラスチック持ち手を分解
今回収納したい鍵はプラスチックの持ち手が一体化されたものでした。
この形状ではキーオーガナイザーに収納するのに適していないので、プラスチック部分を除去します。
プラスチック部分はニッパーを使用して破壊しながら分解しました。
ニッパーの刃が金属部に当たらないように、徐々に除去していくとようやく金属部が見えてきました。
更に金属を露出させるようにプラスチックを除去していきます。
ここでわかったのですが、プラスチックと金属同士は全く貼り付いていません。
プラスチックが金属を巻き込んだ形状で成形されているので外れなかっただけでした。
プラスチックと金属の隙間にマイナスドライバーを挿し込んだり、ニッパーを駆使することで分解完了です。
最後は金属部からプラスチック部がパコっと外れてくれました。
1本目の鍵は、持ち手部分が残っている形状でした。
2本目の鍵は、持ち手部分がほとんど無く、外れにくい様に穴加工が施されていました。
分解した鍵をキーオーガナイザーに取り付け
プラスチック持ち手を分解した鍵も、このままではキーオーガナイザーに取り付けることが出来ないので穴あけを行います。
φ5のキリで穴をあけました。
もう一方の鍵も穴を拡大する必要があった為、ドリルで穴あけを行います。
穴あけが完了しました。
これで問題なくシャフトに通すことができそうです。
もう一つの鍵を追加して取り付ける順番を決めていきます。
今回は全ての鍵が一直線に重なるようにしたかった為、左右の鍵の高さ関係を互い違いにするのにワッシャを多めに挟んで調整しました。
今回の設置方法では付属の樹脂ワッシャだけでは高さが足りなかったので、金属のM5用ワッシャを別に用意しました。
挟む順番が決まったので、全ての部品を組付けました。
全ての鍵を一直線に重ねて取り付けたので正面から見ると鍵がほとんど隠れているので、かなりスマートに収まっています。
横から見るとこの様な順番になっています。
ワッシャを多く挟んで高くなってしまったので、シャフトの高さを超えていましたが無理やりネジで固定しています。
それでも通常通りに、鍵を回転させて使用することは可能です。
今回は使用しませんでしたが、シャフトを延長するキットもオプションで販売されているので鍵の数が増えても安心です。
鍵を回転させると、この様に現れます。
実際に使用する際は必要な鍵だけを回転させて使います。
スマートキーをキーオーガナイザーに取り付け
キーオーガナイザーに付属しているリング状の部品に、二重リングを使用してスマートキーを2つ取り付けました。
手に持つと更にコンパクト具合が際立ちます。
スマートキーをまとめているキーホルダーの中に複数の鍵が隠されているとは思えない程です。
まとめ
キーオーガナイザーを使用することで複数の鍵・スマートキーをコンパクトに持ち運ぶことが可能です。
プラスチックの持ち手が一体化されている鍵も分解することでコンパクトに収納することができました。
お手持ちのキーケースをコンパクトにしたいとお考えの方は是非試してみて下さい。
コメント
同じリクシルのスマートキーを使用しております。
スマートキーにリングが通らなくて困っているのですがどのようにして通されたのでしょうか…?
よろしければ教えていただきたいです。
実は私もそのスマートキーにリングを通す作業で苦戦しました。
簡単にお伝えすると強引に通したというのが本音で、ラジオペンチでリングを変形させた状態で穴に通しました。
しかし穴の中間付近に段差があり、そこに当たってしまうと進めることができなかったので、何度かチャレンジしてようやく段差を乗り越えることができました。
参考にならないようなご説明で申し訳ありませんが、ご確認よろしくお願い致します。