【トミカ】けん引車・トレーラーの連結部を外れない様にする方法

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【トミカ】けん引車・トレーラーの連結部を外れない様にする方法

けん引・トレーラータイプのトミカは、運転席部分(トレーラーヘッド)とけん引される部分が外れます。
おもちゃ箱から取り出した際ここの部分が頻繁に分離しており、もう一方を探すのが面倒なので外れない様に細工してみました。

作業内容

方法1(簡易方法:クッションゴム貼付け)

非常に簡単な方法で対策できます。
しかし、見た目が悪くなってしまう事と、トレーラーヘッドの曲げ角度が浅くなるデメリットがあります。

トレーラーヘッド後方にクッションゴムを貼り付けます。

これのお陰で分離する角度まで曲げることができないので外れることがありません。

持ち上げてトレーラーヘッド部を振り回しても外れることはありませんでした。
角度を規制できる方法が他にあれば、それでも同じ効果が得られると思います。

方法2(分解加工:ワッシャによるストッパー取付け)日野_プロフィア

少し手間はかかりますが、見た目も使用感も変わらないクオリティの高い方法です。
No.3「動物運搬車」(パンダ)を使用して作業を行いました。

分解作業

けん引部分をこの方向に90°回した状態が外れる位置です。

この位置でけん引部分を上に持ち上げて分離します。

まずはトレーラーヘッドの底面部品を取り外すためにカシメをドリルで除去します。
φ4のキリを使用しました。

万力などの部品を押さえる工具があると便利です。

ここまでカシメを除去することができました。

マイナスドライバーを隙間に挿し込み、てこの原理で持ち上げました。

底面部品を取り外すことができました。

運転席と窓は取り外します。
引き出すだけですぐに外れました。

トレーラーヘッドのカシメ部へのタップ加工

分解した部品を固定して穴を開けます。
最終的にM2のネジを挿し込みたいのでタップの下穴としてφ1.6のキリで加工します。

いきなり電動ドリルで加工すると失敗しやすいので最初は手動で加工しました。
穴あけ時は切削油を使用すると加工がスムーズです。

ある程度誘い込みの穴が開いたら電動ドリルで真っすぐ穴を開けます。

厚みが薄いので穴は貫通させました。

φ1.6の穴にM2のタップを切ります。
ここでも切削油を使用すると加工がスムーズになります。

この部分のタップ加工が完了しました。
念のためネジを通して問題ないか確認しておきます。

けん引される部品へのタップ加工

加工する部品を固定してセンターポンチを打ちます。
トレーラーヘッドとの接続部である円筒状の突起の端面中央に印を付けます。

ポンチを打った場所を狙って、1.6キリで穴を開けていきます。
ここでも最初は手動で穴あけを行いました。

ある程度誘い込みの穴が開けば電動ドリルで穴あけを行います。

今回は貫通手前まで穴あけを行いましたが、最終的にはこの後に使用するネジが固定できる深さであればOKです。

M2タップ加工を行います。

使用予定のネジが挿し込める深さ以上までタップ加工することができました。

組み立て作業

加工を施した2部品を接続します。

トレーラーヘッドに挿し込まれた、けん引部の突起端面にネジを取り付けます。
M2のなべ小ねじを締め込む際に平ワッシャを挟みます。

平ワッシャが穴径よりも大きいので、どの角度になっても抜ける事はありません。
この平ワッシャを取り付ける事が本作業の中で最も重要です。

運転席、窓、タイヤを配置します。
後輪のシャフトとネジの頭が干渉しそうなギリギリの位置関係なので、可能ならばトラスネジ等の頭の低いネジを選定することをお勧めします。
高さを抑える為にスプリングワッシャは使用していません。

底面部品を配置します。

元々カシメられていた場所をM2のネジで固定します。
ここではスプリングワッシャと平ワッシャの両方を取り付けました。

これで組み立て完了です。
逆さまにしても分離することはありません。

パンダさんにも安心して乗車してもらえそうです。

おまけ(いすゞ自動車_ギガ、三菱ふそう_スーパーグレート)

いすゞ自動車_ギガ

No.55「いすゞ ギガ フライドポテトカー」のトレーラーヘッドを分解しました。
キャビンとシャーシはカシメられています。

この車両も、後輪シャフトとネジ頭が接近していました。

三菱ふそう_スーパーグレート

No.131「三菱ふそう スーパーグレート キャリアカー」(ロングタイプトミカ)のトレーラーヘッドを分解しました。
こちらもキャビンとシャーシはカシメられています。

キャリアトレーラー側は底面2点のネジを外すと分解できました。

まとめ

けん引・トレーラータイプのトミカで、トレーラーヘッドとけん引される部分が外れない様に2種類の方法で細工しました。
①使用時にデメリットはあるものの、作業が非常に簡単な方法
②加工に手間がかかってしまうが、使用感は加工前と同等であるクオリティの高い方法

対策をご検討されている方は試してみて下さい。

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