TEIN車高調の減衰力調整方法(ステーションワゴン)

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車高調の減衰力調整方法(ステーションワゴン)

減衰力調整機能が搭載された車高調をステーションワゴンに取り付けると、リアの調整用ダイヤルが内張りに覆われてアクセスできなくなる場合があります。
本作業で実施したマークⅡブリットもその状態だったので、減衰力調整を行いやすくするために内張りに切り込みを入れて対応しました。
その一連の作業をご紹介します。

車両と車高調の紹介

車両(トヨタ_マークⅡブリット)

メーカー:トヨタ
車両:マークⅡブリット(iR-S)
型式:TA-JZX110W
サスペンション(前後):ダブルウィッシュボーン式サスペンション

車高調(TEIN_STREET FLEX/テイン_ストリートフレックス)

メーカー:TEIN(テイン)
品名:STREET FLEX(ストリートフレックス)
減衰力調整機構:ニードルバルブ式16段伸/縮同時減衰力調整機構
備考:マークⅡ(110系/セダン)、アルテッツァにも適合

純正サスペンションを車高調へ交換する方法はこちらをご参考にして下さい。

車高調の減衰力調整方法

フロント側の調整

ボンネットを開きます。

車高調のアッパーマウント中央に伸びた軸が減衰力調整ダイヤルです。
先端の黒色キャップは取り外します。

キャップが外されたダイヤルの先端はローレットになっており指でも回しやすいように加工されていました。
また端面には六角穴があり工具を挿し込んで回すことも可能です。

フロント側は容易にアクセスできる場所なので指で調整が可能です。
ダイヤルを上面から見て時計回りに回転させると減衰力が高くなり(HARD)、半時計回りだと減衰力が低く(SOFT)になります。
時計回りで回転が止まった所が起点となり0段となります。(HARD上限)
そこから半時計回りで回転させて調整しますが、1段階(1/8回転)毎にクリック感があるので、クリック数を数えながら段数を確認しておきます。

リア側の調整

リア側の調整箇所は内張りに隠れてしまっています。

減衰力調整をする度に内張りを外すのは手間です。
その為、内張りに切り込みを入れてアクセス出来る様にしました。

実は先ほどの写真も既に切り込みが入っていました。
コの字型に切り込むことで、押し込んだ時だけ内部が見える様にしています。

覗き込むと減衰力調整ダイヤルが丁度見える位置です。
内張りを固定する前に位置を確認して、先に切り込みを入れておくことをお勧めします。

この穴に挿し込んだ工具でダイヤルを回して減衰力調整を行います。
六角棒スパナ(アレンキー)のサイズ3を使用しました。

写真はフロント側ですが、ダイヤルに六角棒スパナを挿し込むとこの様な状態になります。
フロント側と同様の調整方法で段数を設定して自分好みにセッティングして下さい。

おまけ(付属の六角棒スパナによる調整)

車高調には、ダイヤルを回す為の六角棒スパナが付属していました。

この付属工具でリア側を内張りの上から調整することも可能でしたが、ギリギリ届いている状態なので失敗すると内張りの内部へ落下してしまう恐れがあります。
そのため付属工具で調整される場合は落下しない様に紐をくくり付ける等の対応をしてからご使用されることをお勧めします。

まとめ

ステーションワゴン車(マークⅡブリット)に減衰力調整機能が搭載された車高調を取り付けた際の減衰力調整方法をご紹介しました。

減衰力調整用のダイヤルへのアクセスについて、フロント側はボンネットを開けるだけで簡単ですが、リア側は内張りに覆われてしまっている場合があります。
本作業では、リア側では内張りにコの字状に切り込みを入れてアクセスしやすい様に対応しました。

この状態にしておけば減衰力調整も楽なので事前に行ってみてはいかがでしょうか。

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