車のエアフィルター交換手順(トヨタ/1JZエンジン)
車のエンジンに設置されているエアフィルター(エアクリーナー)の交換方法をご紹介します。
エアフィルターとは人で言うマスクの様なもので、空気中のホコリやゴミをエンジン内部に入れない様にする為のフィルターです。
しかし使用していると汚れが詰まって空気の流れが悪くなってしまいます。
人が口を手で押さえた時に息苦しくなるように、車も吸気効率が悪くなり、本来の性能が活かし切れない可能性があります。
交換作業は簡単で、ほとんどの車両が工具レスで交換することができるので是非試してみて下さい。
車両の紹介
車両:マークⅡブリット(iR-S)
型式:TA-JZX110W
エンジン型式:1JZ-FSE〈D-4〉(2.5L)
エアフィルターの交換作業手順
エアフィルターの取り外し作業
まずはエンジンルームを開き、エアフィルターが設置されているBOXを探します。
エンジン前方に伸びた吸気口から辿っていき、周囲にクリップの付いたBOXがあれば高確率でエアフィルターのBOXです。
ほとんどの車両が工具不要でBOXを開けることができます。
周囲に付いたクリップを手で外すだけです。
このエンジンはBOXの下側から空気が入って、上の蓋側に空気が流れる方向になっていました。
クリップは指を掛けて押し下げるだけです。
固定されていたクリップを全て外します。
BOXは上下で分割されていたので、上側の蓋を持ち上げます。
クリップが固定されていた反対側はヒンジ状になっており、そこを支点に口が開く構造でした。
この隙間からエアフィルターを取り外すことも可能です。
ヒンジ部分は取り外すことが可能です。
ホースが繋がったままでは思う様に動いてくれませんが、ヒンジの構造を確認してスライドさせると分離することができます。
BOXから蓋部分が完全に取り外せました。
エアフィルターは持ち上げるだけで取り外し可能となります。
エアフィルターを取り出します。
空気が入ってくる面を上に向けるとトンボの死骸が貼り付いていました…
その他の小さい虫や汚れがびっしりと詰まっており、交換するには時期が遅かったようにも感じます。
エアフィルターを取り外した後のBOXの中も汚れていたので簡単に掃除しておきます。
エアフィルター新・旧比較
今回準備した新品のエアフィルターです。
当たり前ですがすごくきれいなフィルターで気持ちが良いです。
比較すると一目瞭然です。
OUT側でも違いがはっきりとわかります。
IN側では違いが顕著に現れます。
エアフィルターの組付け作業
BOXに新品のエアフィルターを設置します。
BOXの蓋側を被せます。
ヒンジを取り外している場合は、ヒンジを元の状態にしてから蓋を被せます。
クリップを押し込んで固定していきます。
全てのクリップが固定できれば作業完了です。
クリップを押し込めない場合はBOX蓋の位置が合っていない可能性があるので再度確認してみて下さい。
まとめ
エアフィルターは空気中のホコリやゴミをエンジン内部に入れない様にする為のフィルターです。
長期間使用し続けていると汚れが詰まって吸気効率が悪くなり、本来のエンジン性能が活かし切れない可能性があります。
簡単に交換できる部品なので、定期的に点検・交換を行ってみて下さい。
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