【DIY】自作LEDドアミラーウインカー取り付け
自作のドアミラーウインカーを作製した際の作業記録となります。
作業を行った車両は以下です。
車両:ワゴンR
年式:平成12年
型式:GF-MC11S
エンジン型式:F6A
ドアミラーカバーにLEDを取り付ける作業手順
ドアミラーには純正でSUZUKI SPORTのカバーが付いていました。
これを外せばカバー単体で細工できるのではと思い取り外してみました。
両面テープでしっかりと固定されていたので隙間からカッターを入れて可能な範囲で両面テープをカットし、接着面積を減らしてカバーを引っ張ることでようやくカバーを外すことができました。
早速ですが取り外したカバーにLEDを仕込みました。
まず、カバーに矢印マークに光るようにLEDの球が入る大きさで穴をあけていきます。
私の場合はLEDのみを穴に配置し、グルーガンで仮止めを行いました。
後述する回路を基に各LEDの足を曲げて半田しやすいようにします。
LEDにはアノード(+側)とカソード(-側)が存在し、向きを合わせる必要があります。
抵抗と配線を半田で接続しグルーガンで固定しました。
抵抗は発熱しグルーガンの素材が溶ける可能性があるので固定せずにむき出しのままにしていました。
前面から見ると曲がる方向が分かりやすく点灯していました。
中段の2球が他の箇所より明るいのは回路の作り方で電流値が異なったためです。
カバー内側に両面テープを貼って、車両に取り付けました。
配線はドアミラーの根本に隙間を作って、サイドマーカーの配線まで繋ぎにいきました。
なかなかキレイに光ってくれており気に入っています。
この構成はどうかわかりませんが、同様な作業を行う場合は車検に通る仕様を確認しましょう。
準備したLEDと抵抗
今回実施した回路を説明する前に使用した部材を紹介します。
まずオレンジ色(アンバー色)のLEDです。
電流:30mA(0.03A)
電圧:約2V
大きな電流を流せば明るく光らせることができますが、定格値以上になると故障するので定格値以下で使用しましょう。
電圧はLED一個を点灯させるのに必要な値であり、LEDの色によって異なるので注意が必要です。
参考程度ですが、白色は約3.6V、赤色は約2V程度です。
次は抵抗器です。
抵抗値は抵抗本体にマーキングされた複数の帯の色から判断が可能です。
その他、配線やギボシ端子となります。
LEDを光らす為の電気回路
回路の計算についてですが、下記の公式に当てはめます。
(入力電圧・バッテリーの電圧(V)-(LEDの電圧×使用個数))÷流したい電流(A)=必要な抵抗値(Ω)
今回は車両のバッテリーが12Vですが、実際は14V程度流れているので14Vで計算します。
今回のLED電圧は2Vで計算し、直列で接続する数だけ入力電圧から引き算していきます。
そして残った電圧を流したい電流値で割り算すると必要な抵抗値が出てきます。
今回の回路の考え方は下記となります。
①5個のLEDを直列で接続する場合
(14-2-2-2-2-2)V/0.03A=133Ω
割り出された抵抗値ちょうどの抵抗がないので安全を見てそれを上回る値で用意できる抵抗値を出します。
(14-2-2-2-2-2)V/200Ω=0.02A
②2個のLEDを直列で接続する場合
計算上の抵抗値を出します。
(14-2-2)V/0.03A=333Ω
用意できる抵抗値から電流を算出します。
(14-2-2)V/400Ω=0.025A
つまり今回の回路は以下になります。
このことからも中央2個のLEDが明るくなった理由がわかります。
以上となりますが、参考程度として頂き、作業は自己責任でお願い致します。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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