仕組みは簡単「LEDホール」の作り方
実際は奥行きがない光源なのに、あたかも無限に光が連なっているかの様な電飾カスタムが「LEDホール」や「LEDブラックホール」と呼ばれています。
目を引くカスタムで簡単に作れるのでお勧めです。
LEDホールの仕組み
結論は「合わせ鏡」の原理です。
鏡同士を向かい合わせにすると、間にあるものが無限に見える現象です。
更に、2枚の鏡の内1枚を透過する材質で作成することで、鏡同士の間からではなく鏡の裏側から見ても無限に見ることができます。
鏡の役割を果たす透明な材質でよく使用される手法はミラーフィルムです。
透過しつつ反射しやすい特性の表面を持ったミラーフィルムを、透明な板(アクリル、ポリカ、PET等)に貼り付けることで前述した、透過する鏡を作り出すことができます。
LEDホールの作り方
モニターを外したヘッドレストモニターでLEDホール作成
ヘッドレストモニターのモニターが故障したのでモニターを取り外したのですが、その空間にLEDホールを設置することにしました。
モニターを取り外した角穴の底面に鏡を両面テープで固定します。
100円均一で購入した鏡を、ピッタリのサイズにする為にタイル・ガラスカッターで切り抜きました。
角穴の側面壁にLEDテープを全周に貼り付けて配線を行います。
手前の開口部には、透明樹脂板にミラーフィルムを貼り付けて取り付けます。
しかし今回使用した透明樹脂板が薄く撓みが発生しており想定外の光り方だったので、中央に撓み防止の両面テープを貼り付けた状態で点灯してみました。
引き気味に見ても、中央の両面テープが気になるので、透明樹脂板の厚みは撓みが出にくい寸法をお勧めします。
ちなみに、先ほどの写真でフリップダウンモニターの様に見えていたのは、実はバイザーモニターの移設品です。
天井の梁に穴を開けて固定することで、意外と簡単に取り付けることができました。
勿論天井には穴が開いていないので雨漏りはしませんし、配線類も天井の内張りを横から捲るだけで作業ができました。
フレームを作成してLEDホール作成
木の角材をカットしてフレームを作成しました。
かなり雑ですが、木のフレームにLEDを半田付けします。
LED付きの枠組みが出来れば、背面に鏡を設置して、正面にミラーフィルム付きの透明板を設置します。
アップにするとこの様な見栄えです。
抵抗器やグルーガンでの固定部分が汚く見えてしまうので、やはりLEDテープを使用する方がキレイだと思います。
クォーターガラスにLEDホール作成
側面ガラスの中で、最もリヤゲートに近い位置にあるクォーターガラスにLEDホール作成しました。
まずはフレームを作成しました。
そこにLEDを半田付けしていきます。
ここでもLEDテープを使用した方が、作業が楽でキレイに仕上がると改めて感じました。
LEDを取り付けたフレームを、ミラーフィルムを貼り付けたクォーターガラスに取り付けます。
反対面にもミラーフィルムを貼り付けた透明板を設置して、点灯するとこの様に光りに奥行きが出来ていました。
遠目から見るとそれなりにオシャレな光り方をしています。
ついでに逆サイドには白色のLEDホールを作成してみました。
右サイドは車内側もミラーフィルムで作成したので、車内側から見てもLEDホールが見えています。
まとめ
LEDホールの作り方は簡単です。
材料も、ミラーフィルムとLED(テープ)、鏡、透明樹脂板だけなので単純です。
創造力によっては色々な場所に設置可能なカスタムで面白いと思います。
簡単な割に自作した際の達成感が大きいカスタムなのでお勧めです。
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