音が出ないサウンドバーのコンデンサ交換修理(パイオニア/SBX-300)

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音が出ないサウンドバーのコンデンサ交換修理(パイオニア/SBX-300)

テレビやスマホの音楽を迫力のある高音質で楽しめるサウンドバーが、ある日突然故障しました。
電源を入れるとランプが光るのですが数秒後に消えてしまい、音を出すことができません。

調査するとコンデンサが故障していることがわかったので新品と交換しました。
故障しているコンデンサは目視で確認することができ、1ヶ所のみの交換で修理は完了して、サウンドバーは問題なく使用できる様になりました。

故障時の症状

今回修理を行ったサウンドバーは以下です。

メーカー:Pioneer(パイオニア)
品名:2.2chスピーカーバーシステム
型式:SBX-300


ある日突然、電源を入れると3個のランプ(TV、AUTO LEVEL CONTROL、DIALOG)が点灯して、約3秒後に消灯し勝手に電源がOFFになるという症状になりまし。

電源の入れ直しなどを試しましたが症状は変わりません。
その後、ネットで検索をしていると、このサウンドバーはコンデンサが故障しやすいことを知りました。

あまり電気の事は得意ではありませんが、まずは分解して確認します。

サウンドバーの修理

サウンドバーの分解

サウンドバーに繋がった電源等のケーブルを外して、背面のネジを外していきます。
・赤丸:プラスネジ(深穴) 14本
・橙丸:プラスネジ 13本
・青丸:六角穴付きボルト 1本

先ほどの写真にある赤丸の深穴は約85mmの深さがありました。

先ほどの写真にある青丸の六角穴付きボルトは、六角棒レンチ(アーレンキー)サイズ2.5mmで取り外します。

背面のネジが外れれば前後のユニットに分解することができます。
パッキンが挟まっているので少し固かったですが、端の方から前後に引っ張ると取り外すことができました。

無理に引っ張ると破損する恐れがあるのでご注意下さい。
この段階ではケーブル(写真赤丸)が前後で繋がっているので完全に分離している訳ではありません。

繋がっていたケーブルを取り外すと前後のユニットが完全に分離されます。
背面側のユニットにはサブウーファーのスピーカーが搭載されていました。

前面側のユニットにはフルレンジスピーカーと基板関係が搭載されているので、こちらを調査していきます。

基板が搭載されているケースのカバーを固定しているネジ8個をプラスドライバーで外します。

上方に出ているケーブルのコネクタを外します。

板金部品を取り外すと基板が見えました。

故障していると思われるコンデンサがありました。

コンデンサの頂点部が膨らんでいるので目視で故障が確認できます。

コンデンサを交換する為に基板を外します。
プラスネジを4ヶ所とケーブルのコネクタを3ヶ所取り外します。

少し取り外しにくかったですが、知恵の輪の要領で基板を取り外しました。
次はこの基板からのコンデンサ交換作業を行います。

念のため隠れている基板も確認しましたが、こちらは目視では問題ありませんでした。

コンデンサの交換

交換したいコンデンサには、きつね色でボンド状のものが纏わり付いていました。

固定や放熱を目的としているものではないかと考えます。

このボンド状のものは意外と固いのでニッパーやカッター等の工具を使用して少しずつ除去していきました。
この際、基板やその他部品を傷付けない様に注意して下さい。

完全に除去することは困難なので、コンデンサが他の部品と分離されていそうな段階で半田を取ることにしました。

コンデンサに出ている2本の足(リード)の内1本を熱している状態でコンデンサを少し引っ張り片方のリードを少し引き出します。

次にもう一方のリードを熱して引っ張るという動作を交互に繰り返すとコンデンサを取り外すことができました。

残った半田は、はんだ吸取り線で除去しました。

ここで新品のコンデンサを用意します。

スペックは同じ「10V 2200μF 105℃」ですが、メーカーはKoshin製から日本ケミコン製に交換します。
サイズはほぼ同じで日本ケミコン製の方がやや短くなっていました。

コンデンサには極性があり、長く伸びたリードが「+」、短い方のリードが「-」です。
また「-」側の円筒部側面には、白い帯に「-」マークが整列しているので、リードを切った後でも識別することができます。

そして新品コンデンサを基板に挿し込みます。
極性を間違えない様にご注意下さい。

はんだ付けを行います。

はんだ付け完了すれば余ったリードを切ります。

これでコンデンサの交換は完了です。

動作確認(サウンドバー仮組み)

基板を本体に取り付けて、4ヶ所のネジと3ヶ所のコネクタを取り付けます。
更にその基板を跨ぐケーブルのコネクタ(写真赤丸部)も接続します。

電源ケーブルを挿して電源を入れると、問題なく動作し音も出る様になりました。

サウンドバーの復旧

仮組みの動作確認で、修理できている事が確認できたので復旧します。
動作確認で最後に接続したコネクタを外して基板ケースのカバーを取り付けます。
再度コネクタを接続し、背面側のユニットから出ているケーブルのコネクタ2ヶ所(写真赤丸部)も接続します。

前後のユニットをドッキングして、背面に取り付いていたネジを全て固定します。
ネジが固定できれば組付けは完了なので、電源ケーブルを接続します。

動作確認と同様に、電源が入り音も出ているので修理完了です。

まとめ

故障して音が出なくなったパイオニアのサウンドバーの修理を行い無事に直すことができました。

分解して基板を確認するとコンデンサの1つが膨らんで故障しており、それを新品に交換しただけで動作が正常になり問題なく音が出る様になりました。

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