【自転車】マウンテンバイク後輪ハブのベアリング交換

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【自転車】マウンテンバイク後輪ハブのベアリング交換

自転車を購入してから2年程経ったある日、後輪の回転がスムーズでないことに気付きました。
ブレーキをかけずに後輪を浮かした状態で車輪を回転させると2~3回転ですぐに止まってしまうのです。

日常的に使用する自転車の変化は気付きにくいもので、この日まではこの状態が普通だと思って乗ってしました。
新車当時の乗り心地を忘れてしまっていましたが、明らかに悪くなっていることがわかったので、原因であるハブのベアリング交換を行うことにしました。

ハブのベアリング交換を行い新たにグリスアップすると、車輪はすぐに止まることなくスムーズに回転し、実際に運転すると明らかにペダルが軽くなりました。

後輪ハブのベアリング交換作業手順

後輪の取り外し

車体から後輪を取り外す方法は、以前の記事でご紹介しているので参考にして下さい。

後輪ハブのベアリング取り出し

車輪のシャフトに固定されているナットを緩めていきます。

スプロケット側のナットが外れました。

スペーサーを抜きます。

これでシャフトが外れる訳ではありませんでした。
スプロケットに埋まったところでもナット固定されています。

スプロケットを取り外すには専用工具が必要となります。
スプロケット内周のスプラインに合った形状のソケットです。

スプロケット内周のスプラインに専用工具を掛けます。
作業初めに取り外したナットがあった状態でも専用工具は挿し込めそうだったので、作業の初めにスプロケットを取り外しても良かったかもしれません。

その専用工具をレンチで緩めます。
結構固く締まっているので力が必要です。

緩めば後は手で回して取り外します。

玉押し(ベアリングを押さえている部品)を回して外していきます。

ベアリングが見えました。
ベアリングはグリスで貼り付いているだけなので、すぐに取れる状態です。

ベアリング9個を全て取り出しました。

反対側からシャフトを抜きます。

シャフトが抜けたら、反対側に入っているベアリング9個も同様に取り出します。

スプロケットの裏側に取り付いていたカバーを取り外します。

ベアリングの受け皿(カップ)には古くなったグリスが残っているので、パーツクリーナーで清掃します。

両側のカップを綺麗に清掃しました。

玉押しもパーツクリーナーで清掃します。

シャフトもパーツクリーナーで清掃します。

せっかくなので取り出した古いベアリングも清掃してみました。

古いベアリングの表面には削れた痕があったので、回転時に抵抗が発生していたと考えられます。

後輪ハブに新しいベアリングを設置

新しいベアリングを設置する前に、カップにグリスを塗布します。
(ここから数枚の写真は間違った方向から作業しているものになります。本来であればスプロケットが取り付いていない側からベアリング設置を行います。)

グリスに貼り付ける様にして、新しいベアリングを円形に並べます。
後輪のハブに使用するベアリングは1/4インチ(6.35mm)の鋼球で、片側9個(両側18個)が必要でした

配置したベアリングの上からもグリスを塗布します。

そしてシャフトを挿し込み、ベアリングに被せます。

反対側の状態です。

こちら側のカップにもグリスを塗布します。

そこにベアリングを配置します。

上から更にグリスを追加します。
(この写真から、作業を行っている方向が合っています。後からスプロケット側の玉押しを配置する順番です。)

玉押しを取り付けますが、玉押しの締め具合で回転の程度やガタが決まります。
締めすぎるとベアリングの動きが渋くなり、締め込みが甘いとガタが大きくなってしまいます。
締め付け具合を調整しながら車輪を回して抵抗なくスムーズに回転するところを探ります。

締め具合を決めた玉押しが回らないように注意して、スペーサーとナットを仮締めで配置します。

玉押しを回転させないようにスパナで固定し、外側のナットを回転して完全に締め込みます。
玉押しに使用するスパナは幅15mmで薄型である必要があったので万能スパナを用意しました。

ナット固定ができれば再度車輪がスムーズに回転するか確認します。
問題なければ次工程の作業に移り、問題があればナットを緩めて玉押しの締め具合を再調整し直します。

スプロケ裏側のカバーを配置します。

ネジ山を潰れにくくするために念の為スプロケットを締め込むネジ部に「CRC 5-56」を塗布しました。

スプロケットを取り付けていきます。

取外しにも使用した専用工具にてスプロケットを確実に固定します。
ちなみに、ここでの締め込みが甘い場合には、走行時のペダルを踏み込んだ際に締め込まれるはずです。

これで後輪のベアリング交換は完了です。

後輪の取り付け

もしも作業行程中にシャフトのナットを全て外してしまった場合は、車体に車輪を取り付た時のシャフト出代が左右均等になる様に合わせます。

車体に後輪を取り付ける方法は、以前の記事でご紹介しているので参考にして下さい。

まとめ

マウンテンバイクの後輪ハブのベアリング交換を行いました。
スプロケットの脱着と、玉押しの固定に専用工具が必要でしたが、その他は一般的な工具で作業ができます。

自転車を購入して2年程経った時期のベアリング交換でしたが、ペダルの漕ぎやすさが劇的に良くなりました。
今回は新品のベアリングを使用しましたが、使用中のベアリングを綺麗にしてから再度グリスアップするだけでも十分効果があるのではないかと思います。

少しの手間で日頃の運転が楽になるので、特に年数の経った自転車にはお勧めのメンテナンスです。

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