【自転車】前後輪のタイヤ交換(自分で行い費用を抑える方法)マウンテンバイク

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【自転車】前後輪のタイヤ交換(自分で行い費用を抑える方法)マウンテンバイク

タイヤは消耗品なので定期的に交換が必要です。
摩耗によりタイヤの溝が減ってきた場合や、劣化によってヒビ割れが生じた場合には、タイヤの性能が落ちてしまい、安全な走行ができなくなる可能性があるので新品に交換しなくてはいけません。

ショップに交換を依頼すると楽で確実ではありますが、部品代の他に工賃も取られるので費用が嵩んでしまいます。
そこで、交換作業を自分で行えば工賃が不要で、且つ部品はネットで安価なものを自分で選択できるので大きく費用を抑えることが可能です。

タイヤ交換は難しそうに感じますが、実際に行ってみると意外と簡単にできるので試してみて下さい。

タイヤは地面と接する唯一の部品で安全に大きく関わるので交換を怠らないようにしましょう。

交換前のタイヤ

今回作業した車両は、サイモト自転車(株)さんのLUSCIOUSというマウンテンバイクです。

交換前のブロックタイヤは中央のブロックが摩耗してほとんど無くなっており、またヒビ割れも多く発生していたので早急に交換が必要でした。

新しいタイヤを購入する為には、現在取り付いているタイヤのサイズを確認しなければなりません。
サイズはタイヤ側面に記載されています。

本タイヤの表記は「52-584(650×52B)(27.5×2.10)」でした。
① 52-584 : タイヤ幅(mm)-リム直径(mm) ※ETRTO(エトルト)と呼ばれているタイヤ規格
② 650×52B :タイヤ外径の呼び(mm)×タイヤ幅の呼び(mm)リム径の呼び(アルファベット) ※フレンチ表記
③ 27.5×2.10 : タイヤ外径の呼び(インチ)×タイヤ幅の呼び(インチ)

新品タイヤ(KENDA 52-584)

元と同じサイズのタイヤを前後用に2個購入しました。
サイズはETRTO(エトルト)規格で合わせると間違いが少ない様です。

購入したタイヤは折りたたまれてコンパクトな状態で届きました。

縛っているタイラップをカットして形を整えると、しっかりとタイヤの形状になります。

タイヤの交換作業

前輪のタイヤ交換手順

車体から車輪を取り外す方法(前輪)

本車両のタイヤ固定にはクイックリリースは使用されていないので工具を使用して取り外していく必要がありそうです。

まずはブレーキを開放します。

リードパイプをフックから取り外します。

ブレーキパッドがタイヤから完全に離れました。

そして車輪中央のシャフトを取り外していきます。

キャップを指で引っ張り、取り外します。

現れたナットを工具で緩めます。

まずナットと平ワッシャが外れました。

最後に曲げ加工されたワッシャを取り外します。
この曲げ部分がフロントフォーク側の穴に引っ掛かっており、簡単に車輪が外れない様に工夫されていました。

反対側のナットやワッシャも取り外します。

車体を持ち上げて車輪を取り外します。
車輪のシャフトが通っているフロントフォークの穴は切欠きになっているので簡単に取り外すことができます。

これで車輪だけの状態になりました。

ホイールからタイヤを取り外す方法

まずタイヤの空気を抜く必要があります。

バルブのキャップを外します。

先端付近のローレット部を回転させて外します。

先端の虫ゴムを引き出します。
これでタイヤ内の空気を抜くことができました。

空気が抜けたのでタイヤを手で押さえるとベコベコと凹ませることができます。
その際にできたリムとビードの隙間にタイヤレバーを挿し込みます。

タイヤレバー先端をビードに引っ掛けた状態で、リムを支点にてこの原理で持ち上げていきます。

更に押し込んでビードがリムの外側に来る状態にできれば、タイヤレバー端のフックをスポークに引っ掛けて固定します。

1本目のタイヤレバーにより発生したリムとビードの隙間に、2本目のタイヤレバーを挿し込みます。

その2本目のタイヤレバーをタイヤに沿ってスライドしていくと、見事にタイヤのビードが外側に外れていきました。
これを1周させます。

次にチューブを完全に抜き取れるようにバルブの根本に固定されているナットをスパナを使用して取り外します。

ナットを完全に取り外します。
これでチューブを外せる準備ができました。

バルブを車輪の外側へ押し込みます。

バルブ部分が車輪から外れました。

チューブを引っ張って全周を外していきます。

チューブを完全に取り外しました。

チューブのサイズは「27.5×1.9/2.125」と記載されていました。

残されたタイヤは、ホイールを押さえながら手で引っ張ると取り外すことができました。

タイヤもホイールから完全に外れました。

ホイールにタイヤを取り付ける方法

新しいタイヤをホイールに当てていきます。

仮付けしたタイヤの隙間からチューブを設置していきます。
まずはバルブを挿し込みました。

バルブの位置を起点に、チューブをタイヤ全周に入れ込んでいきます。

バルブの根本をナット固定し、虫ゴムを設置してローレットを締めて、チューブに空気を入れられる状態にします。
ただしバルブの根本ナットは適度な力で締め付けを行います。
ここを締めすぎるとバルブ根本のチューブがパンクする恐れがあります。

ここでチューブに少しだけ空気を入れます。
これによりチューブの捻じれ等が発生しにくくなり、チューブの設置が行いやすくなります。

チューブが均一に設置できれば、次はタイヤを嵌めていきます。
嵌っていない側のビードをリムの内側へ押し込んでいきます。

両手を使いながら徐々にビードを嵌めていきます。

最後まで手で押し込んでいくことができました。

ここまで来ると空気を入れたい所ですが、その前に行う重要な点検があります。
タイヤを内側に押し込み、ビードより外側にチューブがはみ出していないことを確認します。(チューブがタイヤ内に確実にあることを確認します。)
もしもチューブがビードに挟まれている状態で空気を入れてしまうと、チューブが破裂してしまうからです。
その為、この点検を全周且つ両面行う必要があり、チューブがビードに挟まれている箇所があれば修正する必要があります。

問題ないことが確認できれば、規定値まで空気を入れます。

バルブのキャップを取り付ければ車輪単体でのタイヤ交換は完了です。

車体に車輪を取り付ける方法(前輪)

地面に立てた車輪に車両を被せていき、車輪のシャフトにフロントフォーク先端の切り欠きを挿し込みます。

元の通りにナットを取り付けていきます。
本車両は曲げ加工ワッシャ、平ワッシャ、ナットの順番でした。

反対側のワッシャ、ナットも取り付けた後、両サイドから工具でしっかりと固定します。

ナットを固定できればキャップを取り付けます。

そしてブレーキはリードパイプをフックに掛けて元に戻します。

これで前輪のタイヤ交換は完了です。

後輪のタイヤ交換手順

車体から車輪を取り外す方法(後輪)

後輪にはチェーンが取り付いているので難しそうに思いますが、意外と簡単に作業できます。

後輪スプロケットの一番小さいギヤにチェーンが掛かっていると取り外しやすい様なので、部品を外していく前に変速を行っておきます。

前輪同様にブレーキを開放する為、リードパイプをフックから取り外します。

車輪のシャフト先端キャップを指で引っ張り、取り外します。

現れたナットを工具で緩めます。

まずナットが外れました。

次に平ワッシャを外しました。
反対側も同様に取り外します。

車輪のシャフトが通っているフレームの穴は切欠きになっているので、車体を持ち上げて車輪を取り外していきます。

更に車体を持ち上げるとチェーンがスプロケットから成り行きで外れていきます。

これで車体から車輪が外れた状態になりました。
車体を横に寝かせておく場合は、ディレーラ(変速機)が地面に当たらない方向にする必要があります。

ホイールのタイヤ脱着(割愛)

後輪にはスプロケットが付いていますが、タイヤ交換は前輪で行った作業と全く同じなので内容を割愛します。

突然ですがタイヤ交換完了しました。

車体に車輪を取り付ける方法(後輪)

地面に立てた車輪に車両を被せていきます。

チェーンをスプロケットの一番小さいギヤ(取り外し時に嚙み合っていたギヤ)に引っ掛けます。
チェーンはペダル側スプロケットの上側から伸びている方なので、間違ってクロスしてしまわないように注意しましょう。

チェーンがスプロケットに掛かった状態で更に車体を下ろしていき、車輪のシャフトにフレームの切り欠きを挿し込みます。
この時点で自動的にチェーンの取り回しは元に戻っているはずです。

元の通りに両サイドのワッシャとナットを取り付けて、工具を使用して固定しました。

ブレーキのリードパイプをフックに掛けて元に戻します。

最後にナット部のキャップを取り付ければ作業完了です。

これで前輪と後輪のタイヤ交換は完了となります。

まとめ

マウンテンバイクのタイヤを自分で交換してみました。
難しそうに見える作業ですが意外と簡単です。

後輪にはチェーンが掛かっていますが、ディレーラーが支えてくれているので脱落することなく車輪を外すことができました。
外した後の車輪からのタイヤ脱着は、前輪も後輪も同様の作業方法で行えます。

数点の工具を準備するだけで作業が可能で、ショップに出す工賃を節約できるので自分で交換を行うメリットは大きいと思います。

タイヤは走行時の安全に大きく関わってくる部品なので、消耗してきた場合は可能な限り早く交換するようにしましょう。

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