TEINフルタップ式(全長式)車高調への交換方法〈マークⅡブリット取り付け〉

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TEINフルタップ式(全長式)車高調への交換方法〈マークⅡブリット取り付け〉

マークⅡブリットの純正サスペンションを車高調に交換した作業内容をご紹介します。
本作業では少し強引に行った内容もありますが、基本的には固定されている箇所の脱着だけです。

車両と車高調の紹介

車両(トヨタ_マークⅡブリット)

メーカー:トヨタ
車両:マークⅡブリット(iR-S)
型式:TA-JZX110W
サスペンション(前後):ダブルウィッシュボーン式サスペンション

車高調(TEIN_STREET FLEX/テイン_ストリートフレックス)

メーカー:TEIN(テイン)
品名:STREET FLEX(ストリートフレックス)
備考:マークⅡ(110系/セダン)、アルテッツァにも適合
所感:純正サスペンションに近い硬さで乗り心地は良く、車高もかなり下がります。

純正サスペンションから車高調へ交換

フロントサスペンション交換

ジャッキアップしタイヤを取り外します。

ショックアブソーバーに取り付いているスピードセンサを取り外します。

割ピンとキャッスルナットを取り外します。

アッパーアームのボールジョイントをプーラーで取り外すと、ステアリングナックルが下がってくるので紐等で吊り下げておきます。
サスペンションが社外品等で短い場合は、ボールジョイントを分解しなくても取り外せるそうですが、純正サスペンションの長さでは取り外すスペースを確保するために分解が必要でした。

サスペンション下部を固定しているボルト・ナットを取り外します。
取り外す際はボルト側を固定して、ナット側を緩めていきます。

エンジンルーム側からアッパーマウントの固定ナット3ヶ所を緩めていきます。
このナットを取り外すとサスペンションが外れるので受け取る準備が必要です。

そしてナットを完全に外し、サスペンションを車体から取り外します。

次に車高調の取り付けです。
まずアッパーマウント部を固定します。

サスペンション下部のボルト・ナットを固定します。

ボールジョイント部を元に戻します。
キャッスルナットを締め込んだ後は割ピンを挿し込みますが、割ピンは再利用せずに新品に交換が必要です。

スピードセンサを固定します。
タイヤを取り付けるとフロント側の交換は完了です。

リアサスペンション交換

アッパーマウント固定部にアクセス出来る様に内張りを外す準備を行います。

ボルトやクリップを取り外して内張りを取り外しました。
ボルト等は目立たない様に隠されている箇所もあるので無理に引っ張らずに確認しながら作業を行って下さい。

アッパーマウント部(写真内オレンジ丸)には、内張りの形状を保つためのブロック(写真内赤丸)が左右それぞれに取り付いていましたが、減衰力調整時の邪魔になるので撤去します。
※既に車高調に交換済みの写真を使用しています。

ジャッキアップしタイヤを取り外します。
サスペンションの横方向に固定しているボルト2本を取り外します。

ロアアーム(サスペンションアーム)とサスペンションを固定しているボルト・ナットを取り外します。

アッパーマウント部のネジ3ヶ所を取り外すとサスペンションが車体から切り離されます。
しかし、そのままだと部品同士が干渉してサスペンションを引き出すことができませんでした。

その為、私が行った作業ではバールを使用し、てこの原理でアームを押し下げてスペースを作り無理やりにサスペンションを引き出しました。
かなり力を込めないと取り外せないくらい困難で2人作業でようやく取り外せたレベルです。

本来の分解方法では、ロアアームに接続されているスタビライザーリンクやその他ボルト・ナットを取り外すようです。

次に車高調の取り付けです。
車高調は純正サスペンションよりも短かったので無理せずに入れ込む事ができました。
アッパーマウント部のネジ3ヶ所と、ロアアーム部を固定して取り付け完了です。

サスペンションの横方向に固定されていた箇所にはブラケットがなかったので取り付けませんでした。

タイヤを取り付けて、内張りを元に戻すとリア側の交換も完了です。

まだ下がり代がある状態ですが、それなりに車高が低くなりました。

まとめ

マークⅡブリットの純正サスペンションを車高調に交換した作業内容でした。

純正サスペンションは全長が長いので取り外す際にスペースの確保に苦戦しましたが、車高調は短いので比較的余裕を持って取り付けることができます。

車高調に交換すると見た目が変わるだけでなく、コーナーでの操縦性も向上したと感じました。
重心が低くなり、且つ足回りが適度に硬くなることで揺られにくくなりました。

交換後は車高調整や減衰力調整を行い、乗りやすい状態にセッティングしてみて下さい。

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