自転車に「前後両対応ライト付きドライブレコーダー」を取り付けてみた
自転車用のドライブレコーダーをマウンテンバイクに取り付けてみました。
最近では車にドライブレコーダーを取り付ける事が当たり前になっていますが、自転車に取り付けている方はまだ少ないのではないでしょうか。
自転車でも事故やヒヤリとする場面もあると思うので、万が一に備えてドライブレコーダーをご検討してみてはいかがでしょうか。
ドライブレコーダーの紹介(C-BLD21B)
今回取り付けを行ったドライブレコーダーは、前方・後方のどちらにでも取り付けることができると謳われているもので、更に白・赤のライトを点ける機能も備わっています。
まず、ひとつ購入したので前方に取り付けを行いました。
品名:前後両対応サイクルライト付き自転車用ドライブレコーダー
型式:C-BLD21B
商品は箱入りで到着しました。
内容物は本体の他に、充電ケーブルや取説、固定具がありました。
microSDカード(最大32GB)は付属していないので別途購入する必要があります。
また、microSDカードの初期設定や日付設定を行うためにパソコンが必要です。
使用の準備
初めて使用する際にはmicroSDカードの初期設定などを行う必要があります。
以下に手順を説明致します。
本体の充電
本体底面のシリコンカバーを開き、付属のmicroUSB(Type-B)ケーブルを接続して充電を行います。
充電中はランプが点灯しますが、充電が完了すればライトは消灯します。
microSDカードの準備
microSDカードのフォーマット(初期化)
microSDカードを用意します。
使用可能な最大容量は32GBまでで、データ転送速度のスピードクラスはclass10以上が推奨されています。
microSDカードをフォーマットする必要があるので、パソコンで読み込みます。
エクスプローラー等のファイル管理ソフトを立ち上げてSDカードを認識しているドライブ上(本記事ではUSBドライブ)で右クリックを押して「フォーマット」を選択します。
「開始」を選択します。
全てのデータが消去されるという警告が出るので「OK」を選択します。
フォーマット完了のポップアップが出るので「OK」を押して表示を閉じます。
そしてmicroSDカードをパソコンから取り外します。
※安定使用する為1~2ヶ月に1回のフォーマットが推奨されています。
日付スタンプ・撮影設定
フォーマットされたmicroSDカードをドライブレコーダー本体に挿し込みます。
microSDカードをセットしました。
ここで一度電源を入れるために電源ボタンを押します。
電源がONになれば青色のビデオランプが点灯します。
電源が付いたことを確認できれば、電源ボタンを長押しして電源をOFFにして下さい。
microSDカードを取り出して再度パソコンで読み込みます。
ファイル管理ソフトでmicroSDカード内のデータを確認すると、「userConfig.txt」というテキストデータが作成されています。
このテキストデータを開きます。
日時とアルファベットの文字列が並んでいますが、現在の時刻とは異なった状態です。
数字を打ち換えて現在の時刻に合わせます。
2種類のアルファベットは、解像度と保存設定の変更が可能です。
設定が終わればメモ帳を保存して閉じます。
・ビデオ撮影の解像度(F:1080p / H:720p)
・保存設定(C:ループ録画 / N:メモリがいっぱいになると撮影を中止)
これでmicroSDカードの初期設定が完了したので、パソコンから取り外してドライブレコーダーに挿入します。
車両への取り付け
まずドライブレコーダー本体に固定用ホルダーを取り付けます。
山と谷の部分を挿し込みます。
横から見たときに穴が貫通する位置で専用のボルトを挿し込みます。
ゴムのベルトをフックに巻き付けた状態です。
車両前方のシャフト部分にドライブレコーダーをベルトで巻き付けました。
このベルトで固定可能なポールの直径は20~40mmだそうなのですが、今回約φ48mmのポールに固定しました。
範囲を外れても取り付けできましたが、ゴムが伸びて無理をしている状態なので、適正範囲で使用するようにして下さい。
本体は上下に首が振れる様になっています。
固定ボルトを少し緩めて本体のアングルを決めます。
動画の撮影方法
動画の撮影を行う場合は、まず電源ボタンを押します。
すると本体右上のビデオランプ(青色)が点灯し、小さい音で「ピー」と鳴り、ビデオモードになります。
そして撮影ボタンを押します。
するとビデオランプ(青色)が点滅し、動画撮影が開始されます。
動画のデータは1ファイル1分として自動保存されます。
動画撮影をストップしたい場合は、再度撮影ボタンを押します。
ビデオランプ(青色)の点滅が点灯に変化すると撮影がストップします。
電源ボタンを長押しするとビデオランプが消灯し電源がOFFになります。
静止画の撮影方法
まず電源ボタンを押します。
すると本体右上のビデオランプ(青色)が点灯し、小さい音で「ピー」と鳴り、ビデオモードになります。
もう一度電源ボタンを押すと本体左上の静止画ランプ(赤色)が点灯して、静止画モードになります。
そして撮影ボタンを短く一回押すと静止画が1枚撮影されます。
電源ボタンを長押しするとビデオランプが消灯し電源がOFFになります。
ライトの使用方法
ボタン中央のライトボタンを押す毎に、赤点灯→赤点滅→白点灯→OFFの順で変化します。
動画撮影の有無に関わらずライトの使用ができるので、電源ボタンの操作は不要です。
使用感
防水性能
説明書には生活防水相当と記載されています。
実際に雨の日にも使用していますが問題なく使用できています。
ただし、本体底面のシリコンカバーは確実に閉めておきましょう。
日付スタンプのズレ
前述した通りに日付スタンプの設定を行い使用していますが、なぜか日付が進んでおらず実際の日時よりも遅れた状態で記録されることが何度か発生しました。
私が購入したものだけで発生しているのかもしれませんが、原因不明で解決していません。
ただし映像自体は問題なく記録されており、日時のズレは致命的な問題ではないので、このまま使用を続けようと思います。
定期的な充電
バッテリー駆動なので定期的な充電が必要になります。
車のように電源がないので、自転車のドライブレコーダーであれば避けて通れない内容です。
動画の雑音
自転車のドライブレコーダーは、当たり前ですが外にむき出しなので雑音が大きい様に感じます。
車内に設置されている車用ドライブレコーダーと比較すると確実にノイズが大きく、主に下記2点が気になる雑音に感じました。
・風の音:走行時の風が直接ドライブレコーダー筐体に衝突する音
・ロードノイズ:タイヤが地面を転がる音(当方はマウンテンバイクのブロックタイヤ)
車両を離れる際にドライブレコーダー取り外し必須
ドライブレコーダーは固定ボルトを緩めるとすぐに外すことができるので、車両を離れる際は取り外しておきましょう。
もしもドライブレコーダーを盗まれて保存されている映像を見られると、自宅等の個人情報を知られてしまう可能性があります。
まとめ
自転車にドライブレコーダーを取り付けてみました。
車と異なり、ドライブレコーダー本体が外にむき出しになっていることでのデメリットもありますが、準備しておくと安心できると思います。
今回使用したドライブレコーダーは日付がズレてしまうことが発生していましたが、映像が重要なので当方は満足しています。
自転車でも事故やヒヤリとする場面もあると思うので、万が一に備えてドライブレコーダーをご検討してみてはいかがでしょうか。
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