リアワイパーを取り外したガラスに自作キャップで穴埋め(リアワイパーレス化)
リアガラスに取り付けられていたリアワイパーを取り外して、自作したアクリル板のキャップで、ガラスとツライチになるように穴埋めを行いました。
ちなみにリアワイパーを取り外しても車検は通すことができます。
※フロントのワイパーは車検に必須です。
今回の作業では、ガラスとツライチが目的だったのでキャップを自作しましたが、専用の穴埋め部品も販売されています。
ガラス面からほんの少しだけ盛り上がりますが、短時間で作業が完了します。
リアワイパーの外し方
はじめに、今回作業を行った車両です。
車両:マークⅡブリット(iR-S)
型式:TA-JZX110W
まず、車両の外側から作業を行います。
リアワイパーの支点に被せられているカバーを外します。
ツメが引っ掛かっているだけなので、カバーを手で広げながら引くと外れます。
カバーを外して出てきたナットを外します。
ナットが外れると、ワイパーのブレードを外すことができます
軸がスプラインになっているので手前に引くだけで取り外せますが、錆によって固着していたので少し固かったです。
ゴムのキャップを取り外しました。
ここから車内の作業に移ります。
リヤゲートの内張りを外していきます。
ネジ固定はなく、クリップのみの固定なので、内張り剥がしで浮かしていくだけで取り外せました。
これがリアワイパーのモーターユニットです。
コネクタを取り外します。
固定ボルトを外します。
ボルトを3本取り外した後、ユニットを手前に引き抜きます。
車外に突き出した軸ごと、取り外すことができました。
軸周囲の部品が残っているので取り外します。
再度車外からアクセスしてナットを取り外します。
ナットが外れました。
車内から部品を引き抜くことができました。
最後に、車外に残っているゴム部品も取り除きます。
これでリアワイパーの取り外しは完了です。
自作キャップによる穴埋め作業
ホームセンターで購入したアクリル樹脂(黒 不透明・t3mm)を加工して蓋にしました。
塞ぐ穴より大き目に切り出します。
アクリル板を穴に当て、マジックで罫書きをして大雑把に切り出しました。
その後は、罫書きを確認しながら地道にヤスリで形を整えていきました。
穴に合うか何度か確認しながら削ると丁度穴に嵌るサイズにすることができました。
サイズの確認ができれば、自作キャップは外しておきます。
キャップの土台を作製します。
車内側に鉄板をコーキング剤で貼り付けて、動かない様にアルミテープで固定しました。
車外から見ると、しっかりと土台ができています。
穴の周囲の汚れが気になったのでクリーニングしました。
コーキングでキャップを固定しますが、周囲が汚れない様に養生します。
そして先ほど作った土台にコーキング剤を盛ります。
ここに作製したキャップを嵌めます。
穴の深さよりもキャップが薄かったので、押し込みすぎると凹んでしまうので、適度な力加減でガラス面とツライチになる様に配置します。
コーキング剤が硬化した頃に養生テープを剥がします。
今回使用したコーキング剤が白系だったので目立ってしまいました。
その為、黒系のコーキング剤をお勧めします。
白い部分が気になったので黒のタッチペンでごまかしましたが、意外とキレイに仕上がりました。
穴部に注目すると丸い模様が残っているのに気付きますが、元と比較すると断然スッキリした印象になりました。
洗車の拭き上げも楽になったので一石二鳥です。
まとめ
リアガラスからリアワイパーの取り外しは容易に行うことができました。
穴埋めについては、ガラスの板厚よりも薄いアクリル板をヤスリで形を整えて、土台を作った穴にコーキング剤で固定しました。
作業自体は簡単に行うことができましたが、穴埋めした箇所は完全に隠すことはできませんでした。
ボディであればスムージングすれば完全に穴を埋めることができますが、ガラスということでこれ以上は困難と判断します。
しかし、元々の見た目と比較すると断然スッキリした印象となり、洗車の拭き上げも楽になったので、実施して良かったと感じています。
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