【自転車】マウンテンバイクのブレーキシュー(パッド)を自分で交換する方法

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【自転車】マウンテンバイクのブレーキシュー(パッド)を自分で交換する方法

マウンテンバイクのブレーキシュー(パッド)の交換方法をご紹介します。

ブレーキは乗り物にとって安全に直接関係する機能なので、しっかりと整備する必要があります。
ブレーキシューがすり減ってくると制動力が小さくなってしまうので、定期的に交換しなくてはいけません。

交換作業は簡単で、部品もすぐに手に入るので、ご自身で交換してみてはいかがでしょうか。

ブレーキシュー(パッド)の交換手順

ブレーキシューの取り外し

初めに交換前の状態です。
ブレーキシューがかなりすり減って薄くなっていました。

早速交換に取り掛かります。
まずはブレーキワイヤーを固定しているボルトを緩めていきます。

ボルトが緩むとワイヤーのテンションが緩みます。

ブレーキシューのナットを外していきます。

ナットが外れると、シューが取り外せます。

取り外したシューです。
シューとナットの間には複数のワッシャが写真の並びで挟まれており、アレンキー(六角レンチ)の境界線が車両のブラケットの位置でした。

今回交換したブレーキシューは前後左右の合計4ヶ所でしたが、その内1つは金属の芯が見える所まですり減っていました。

本来なら金属の芯が出てくる前に交換するべきでしたが、作業を怠っていました。
ここまでになるとブレーキの効きも悪く、ホイール側も傷つけてしまうので、大きな事故や損害に繋がる恐れがあったので本当に危険です。

ブレーキシューの取り付け

新品のシューを用意しました。
自転車のブレーキシューには、一体型とカートリッジ型の2種類が存在しています。
本車両で使用されているのは、台座とシューがくっついている一体型です。

シュー側面の黒色の部分には使用方向を示す「FRONT+矢印、LorR」が記載されていました。
指示されている向きで使用しなければいけません。

新旧の比較です。
シューの厚みの違いが一目瞭然です。

新品シューのナットを取外し、ワッシャの順番が入れ替わらない様に準備しておきます。

その順番通りに新品シューを車両に仮固定します。

シューの位置を決めて工具でナットをしっかりと固定します。

シューはタイヤのゴムに当たらない様に1mm程度離した位置で、リムに真っすぐ当たるようにします。
同様の作業で反対面のシューも交換します。

ブレーキワイヤー調整

ブレーキレバーを握っていない状態ではブレーキシューとリムには隙間が必要です。
しかし、その隙間が大きすぎるとブレーキレバーを少し握ってもブレーキが効いてくれずにレスポンスが悪くなってしまいます。
その為、ブレーキワイヤーを調整してブレーキシューとリムの隙間を適切にする必要があります。

対象(フロントブレーキであれば右)のブレーキレバーのアジャスターを少し緩めておき、ネジ部が見える様にしておきます。

Vブレーキのアームを掴んでブレーキシューをリムに押し当てた状態でワイヤー固定ボルトを締め付けます。

この状態では手を離してもブレーキシューはリムに接触しており、タイヤは回転することができません。

ここで先ほど緩めていたアジャスターのネジを完全に締め込みます。

するとブレーキシューとリムに隙間が発生するのでタイヤは回転できる様になります。
最後にブレーキレバーを握ってレスポンスを確認します。
レスポンスが悪い場合には、アジャスターを少し緩めた位置に戻して適切な位置で固定します。

もしも、ブレーキシューの当たるタイミングが左右で異なる場合は、Vブレーキのアーム側面に付いているネジを+ドライバーで回して調整します。
ここを回転するとアームが傾き、ブレーキシューがリムから離れたり近づいたりするので左右均等になるように調整することができます。
このネジは少し回転するだけですぐにアームが動くので1/4回転程度ずつで様子を見る方が良さそうです。

もう一方の車輪も同様に交換を行い作業完了となります。

まとめ

マウンテンバイクのブレーキシュー(パッド)の交換方法をご紹介しました。

交換自体はすごく簡単で、ナット1ヶ所でひとつのブレーキシューが交換可能です。
交換後はブレーキの当たり方を調整して作業完了です。

ブレーキは乗り物にとって安全に直接関係する重要な部品です。
ブレーキシューがすり減ってくると制動力が小さくなってしまうので、そうなる前に定期的に交換することをお勧めします。

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