【お手入れと点検】三菱電機エコキュート(貯湯ユニット)
エコキュートには1年に2~3回程度のお手入れと点検が推奨されていることをご存じでしょうか。
エコキュートの寿命は10~15年と言われていますが、少しでも長く使用できる様に定期的に実施してみましょう。
今回点検を実施したエコキュート(貯湯ユニット)の紹介
品名:家庭用自然冷媒CO2ヒートポンプ給湯機貯湯ユニット
型式:SRT-WT372(システム形名:SRT-W372)
タンク容量:370L
お手入れと点検作業
お手入れと点検方法はエコキュート貯湯ユニット側面に記載されているので、その内容に沿って実施してきます。
漏電遮断器の動作確認
電源レバー操作窓があるので、つまみネジを緩めます。
窓を開けると漏電遮断器が設置されていました。
下部にテストボタンがあるので押してみます。
すると上部のレバーがONからOFFに切り替わりました。
この様に動作すれば問題ありません。
確認が済めばレバーをONに戻します。
逃し弁の点検
逃し弁操作窓を開けます。
窓から見える白色のレバーを持ち上げます。
エコキュート貯湯ユニット下部にある排水口から水が出ることを確認します。
今回作業したエコキュート貯湯ユニットの排水口は目視確認が行い難い位置にあったので目視確認はできませんでしたが、水が流れる音で判断することができました。
問題なく排水されることを確認したらレバーを元に戻します。
排水口から水が出ていないことを確認します。
配管の点検
装置下部の脚部カバーを固定しているつまみネジ2ヶ所を外します。
脚部カバーを取り外すとホース類にアクセス出来る様になります。
配管の保温材破損や水漏れがないかを確認します。
タンクのお手入れ
給水配管専用止水栓を閉じます。
逃し弁レバーを手前に起こします。
少し排水されますが、すぐに排水が止まりました。
排水栓を開きます。
排水が行われるので1~2分間待ちます。
この作業でタンクの下層に溜まった汚れが流れていくはずです。
1~2分経過したら排水栓を元に戻します。
次に給水配管専用止水栓を開き、タンクに水を供給します。
先ほどの排水で無くなったタンク内の水(お湯)の量だけ供給されると排水口から水が流れてきます。(今回の作業では1~2分でその様になりました)
そうするとタンク内の水が満水となった証拠なので、逃し弁のレバーを元に戻します。
排水が止まっていれば完了です。
定期点検(有料)
エコキュート貯湯ユニット側面のステッカーには記載されていませんでしたが、取扱説明書には定期点検(有料)の案内も記載されていました。
有料となっていますがプロに点検してもらえるので安心感はありそうです。
まとめ
エコキュートには、使用者による1年に2~3回程度のお手入れと点検、業者による3年に1回の定期点検(有料)がメーカー推奨として記載されていました。
どちらも使用者に委ねられた任意作業ではありますが、長期的に使用する機器なのでメンテナンスしながら少しでも長く使用できるようにしたいと思います。
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