自転車ホイールのリムが割れたので自分で交換(マウンテンバイク)

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自転車ホイールのリムが割れたので自分で交換(マウンテンバイク)

ある時、自転車で走っていると周期的に擦れる音が鳴り始めたので調査すると前輪ホイールのリムの一部が割れていました。
その割れた部分がブレーキシューに擦れていたため周期的な音が出ていたようです。

これを直すにはリムを部品ごと交換する必要があります。
今回用意できたのはハブとスポークが既にリムに組み込まれているホイールAssyだったのでタイヤとチューブを入れ替えるだけで交換作業は完了しました。

しかし、元々使用していたホイールよりも幅が5mm程度小さく、バルブ近傍のチューブがタイヤの内側へ素直に入ってくれませんでした。
その際、バルブをタイヤ側へ押し込む作業で問題なく対応できたので詳細を記載します。

前輪ホイール交換作業

リムが割れた前輪ホイールです。

ブレーキシューが均等に当たっておらず片側に力が大きくかかってしまっていたことが原因ではないかと考えています。

リムだけを購入してスポークを入れ替えようかと思っていましたが、リムだけでの流通が少ないようで入手できませんでした。
使用していたマウンテンバイク用ホイールが27.5インチの英式バルブなのですが、スポークが32本であり、比較的流通が多いのは36穴のリムだそうだったのでリムのみの購入は断念しました。
且つ、ハブがナット固定式がネットでもほとんどなかったので自転車屋に手配を依頼して部品代のみで1万円+税でした。

他のサイズであれば流通しているものもあると思うので、作業は増えますが部品代を安く済ませたい場合は調査してみて下さい。

今回用意したのはハブとスポークが組まれているホイールAssyです。
折角スポークが組まれているので36本スポークを用意しています。
早速ですが車両に付いていたホイールも取り外しました。(左:新品 右:既存)

車両からタイヤを分解する手順は以下の記事を参考にして下さい。

【自転車】前後輪のタイヤ交換(自分で行い費用を抑える方法)マウンテンバイク
マウンテンバイクのタイヤを自分で交換することで費用を抑えて節約できました。簡単に作業ができるので手順をご紹介します。タイヤは走行時の安全に大きく関わってくる部品なので、消耗してきた場合は可能な限り早く交換するようにしましょう。

外径はもちろん同じですが幅が異なっており、既存ホイールの幅は約30mmに対して新品は約25mmでした。

新品のホイールにはリムテープがなかったのでビニールテープ二重巻きで代用しました。

バルブを通す穴の部分をカッターで切り抜いていきます。

切り抜き後です。

タイヤとチューブの組付けを行ったのですが、バルブ近傍のチューブのみタイヤのビードの内側に入ってくれませんでした。

この状態で空気を入れてしまうとバーストするので対処が必要です。

この場合には、バルブを一旦タイヤに押し込むとビードに収まります。
しかし全ての組み合わせで対応できるわけではありませんので、組付けるタイヤサイズに適合したホイールを選定して下さい。

反射板も入れ替えを行います。

中央のマイナス溝を90°回転させると取り外すことができます。

これを新品のホイールに逆手順で取り付けます。

チューブに空気を入れればホイールの組み換え完了です。

車両に組付けて作業完了です。
試運転を行い問題がないことを確認して下さい。

ブレーキシューはかなりすり減っていたので新品に交換しています。
ブレーキシューの交換手順は以下の記事を参考にして下さい。

【自転車】マウンテンバイクのブレーキシュー(パッド)を自分で交換する方法
自転車(マウンテンバイク)のブレーキシュー(パッド)の交換方法をご紹介します。交換自体はすごく簡単で、最後にブレーキの当たり方を調整して作業完了です。ブレーキは安全に直接関係する重要な部品です。すり減って制動力が小さくなる前に交換しましょう。

まとめ

自転車(マウンテンバイク)ホイールのリムに割れが発生した場合はリムを交換しなければなりません。
ただしリム単体の流通が少ないのでホイールAssyでの交換になる可能性があります。

ホイールAssyが手に入れば、タイヤとチューブを交換する作業だけなので、自分で作業を行いショップに依頼する工賃分の費用を浮かすこともできます。

新しいホイールだからというわけではありませんが、組み換え後のチューブ(バルブ近傍)がタイヤのビード内に収まらない場合は、一旦バルブをタイヤ側へ押し込む作業を試してみて下さい。

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